フルートと一緒に

シニアのピアノ


シニアのピアノに通って来てくださるAさんは今年で10年目になります。
クラシックがお好きで曲もよくご存知なので、クラシック多めの大人のためのピアノ曲集を使っています。

先日、バッハの平均律第1巻 第1番プレリュードを数か月かけて仕上げました。
初めは音符の数の多さに躊躇なさり「この曲は飛ばします」とおっしゃっていましたが、「あきらめずにやってみましょう」と半ば強引に?練習を始めました。

ゆっくりゆっくり時間をかけて、根気強く続けられました。
もっとこう弾けたら、と欲も出てきて素晴らしかったです。

この平均律第1巻 第1番プレリュードを伴奏に、フランスの作曲家グノーがラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を歌詞に用いて完成させた有名な声楽曲があります。
バッハ=グノーのアヴェ・マリアです。
おそらくほとんどの方がお聴きになったことがあると思います。

今では歌のみならず他楽器がメロディーを演奏することも多いです。
もちろんフルートでも良く演奏されます。

ということで最後は私がフルートを一緒に吹いて仕上げました。
一人でお弾きになるのとはまた違った緊張感があったようですが、とても喜んでくださいました。

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シニアのピアノは、Aさんのように楽譜が少し読める方もいらっしゃいますが、全く読めなくても鍵盤のどこがドレミなのかお分かりにならなくても問題ありません。

シニアの方は指が固まってしまい思うように動かしにくいこともあります。
無理をせず軽いストレッチをしながらゆっくり進めていきます。
そして指番号で弾ける「らくらくピアノ」の楽譜を使うと、あら不思議。
ベートーヴェンの喜びの歌が弾けちゃいますよ。

まずは気楽に体験レッスンへいらしてみてくださいね。

*小関めぐみ