音楽を奏でること

4月28日と29日に丹沢アートフェスティヴァルの中の一つのイベント「音と絵」で演奏させて頂きました。
会場は秦野市の渋沢にある自治会館で、このイベントを企画されたチェンバリスト上薗未佳さんの亡きお母様が描かれた
60点近くの油絵展とミニコンサート、チェンバロのワークショップと盛りだくさんのイベントでした。
地元だけではなく小田原や平塚からお越しのお客様もいらっしゃいました。

私は29日に上薗さんとビゼーのアルルの女より「メヌエット」フォーレの「シシリエンヌ」の2曲、
ソプラノの松村さんも加わり3人でラモーの「恋する夜うぐいす」と「翼をください」を演奏しました。

約30分のミニコンサートが3回でしたが、演奏後に涙を流される方が続出。
お客様お一人お一人の人生に音楽がダイレクトに伝わっているのが感じられ私も思わずもらい泣きをしてしまいました。
思い出話しをされる方もいらして、私たちの演奏で心を開いて下さっているのが何よりも嬉しいことでした。

音楽をする意味を改めて考えさせられた本番でした。

ご近所の方がお庭の芍薬とカラーをお持ちくださいました。
自治会館の2階からは丹沢の山々が見えて自然も相まって本当に心温まる場でした。

*koseki